ラグビー・スタンドオフ戦国時代。次のW杯で日本の司令塔は誰だ? (5ページ目)

  • 斉藤健仁●取材・文・撮影 text & photo by Saito Kenji


 また、ほかの国で代表経験がなく、日本代表になり得る特別枠としてプレーする外国人SOも挙げておきたい。豊田自動織機を経て現在ヤマハ発動機でプレーをしているオーストラリア出身のSO/FBサム・グリーンが日本で4年目、トヨタ自動車の南アフリカ出身のSOライオネル・クロニエが3シーズン目を迎えている。

 ふたりとも3年居住で、基準をクリアしている。ただ、3年居住の厳格化の流れもあり(※2020年末から5年居住となる)、最終的にはワールドラグビーの判断が必要になるが、将来は日本代表入りする可能性も大いにある。

 一方、大学生や高校生にも、能力の高いSOが揃っている。

 早稲田大の大学選手権の優勝に貢献した岸岡智樹(4月からクボタ)、U20日本代表経験のある中央大3年の侭田洋翔(ままだ・ひろと)、東海大2年の丸山凜太朗、そして、昨年度の花園で高校3冠に輝いた伊藤大祐(桐蔭学園/4月から早稲田大)......など。

5 / 6

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る