ラグビーW杯まで4カ月。激戦ポジションで代表に選ばれるのは誰か? (4ページ目)
もうひとつは、司令塔のSO(スタンドオフ)。このポジションは、田村優(キヤノン)の存在が一歩抜けている。だが、松田力也(パナソニック)がウルフパックで高いパフォーマンスをして成長した姿を見せた。ワールドカップでは、このふたりがSOの座を担いそうだ。
まずは、6月の宮崎合宿メンバーに残ること。ただ、最後の31名に残れるかどうかは、今後のパフォーマンス次第だ。ワールドカップの試合登録メンバーは23人、そして先発は15人。狭き門である。
前回のワールドカップを経験しているPR稲垣啓太(パナソニック)はこう語る。
「ケガをしたら終わり。(ワールドカップまでの)日にちが迫ると、チーム内の緊張も高まってくる。ただ、それがチームの成長スピードを上げる」
個々のポジション争いによる緊張感が、チームの伸びしろにつながっていく。
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