2018.12.26

100年目の花園。「東の横綱」
桐蔭学園のSH小西泰聖に注目だ!

  • 斉藤健仁●取材・文・撮影 text & photo by Saito Kenji

 将来の日本ラグビー界を引っ張る逸材のひとりとして、覚えておいてほしい選手がいる。桐蔭学園のSH(スクラムハーフ)小西泰聖(こにし・たいせい/3年)だ。

 12月27日から1月7日にかけて、大阪・東大阪市花園ラグビー場にて、第1回大会から今年度で100年目を迎える全国高校ラグビー大会が開催される。メイン会場の第1グラウンドが2019年ラグビーワールドカップのために改修されてから、初めての「花園」だ。

初の単独優勝を目指す桐蔭学園の小西泰聖 新生・花園ラグビー場は70億円以上かけて改修され、スタジアムの顔となる南側正面玄関はスクラムをイメージした格子状のデザインとなった。座席も一部刷新され、LED照明や大型スクリーンも完備し、ゴールポストも13メートルからワールドカップ仕様の17メートルに伸びた。2019年にワールドカップが行なわれる前に、高校生ラガーマンたちが日本一を目指す。

 今年度は都道府県予選を勝ち抜いた51チーム(東京と北海道が2チーム、大阪が3チーム)が出場する。優勝争いはやはり、Aシード3校、Bシード10校のシード13校を中心に行なわれるだろう。

 Aシードは、春の選抜大会を連覇した桐蔭学園(神奈川)、前回大会と選抜大会で準優勝だった大阪桐蔭(大阪第1)、スピードラグビーで王座奪還を目論む九州王者・東福岡(福岡)の3校。

 Bシードでは、前回大会王者の東海大仰星を破って出場する常翔学園(大阪第3)、国体王者の御所(ごせ)実業を下して出場する天理(奈良)、夏の7人制ラグビーの全国大会で初の日本一に輝いた流通経済大柏(千葉)、近畿大会準優勝の報徳学園(兵庫)などが有力校だ。

 なかでも、優勝争いの軸となるのは、ともにAシードである東と西の「桐蔭」だ。ひとつは春の大阪王者でもある大阪桐蔭で、接点での強さは出場校随一を誇る。昨年度の花園で1年生ながら大暴れしたFL(フランカー)奥井章仁(2年)を筆頭に、FL河村レイジ(3年)、No.8(ナンバーエイト)堤田京太郎(3年)と、平均体重95kgの強力FW陣がウリだ。