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W杯8強への腕試し3連戦。
ラグビー代表33名で見えた、日本の強み (4ページ目)

  • 松瀬学●文 text by Matsuse Manabu   齋藤龍太郎●写真 photo by Saito Ryutaro

 バックスは、ポジションとしては、スタンドオフ(SO)に注目したい。サンウルブズでキッカーを務めるヘイデン・パーカーはいない。田村優は現在48キャップ、このシリーズ中に50キャップの節目を迎えそうだ。キック、ランを絡め、どう相手ディフェンスを崩しながら攻め切るのか。

 またNDSのニュージーランド遠征で活躍した24歳のSO松田力也のほか、26歳のセンター中村亮土(りょうと)、チーム最年少の22歳、フルバック野口竜司も加わった。

 日本代表は5月27日、テストマッチに備え、宮崎で合宿に入った。ジョセフHCはテーマとして、アンストラクチャー(陣形が整っていない状況)ゲームの再確認ほか、セットピースでのディフェンス、スキルのブラッシュアップなどを挙げていた。

 日本代表は今後、テストマッチを重ねる中で、来年のRWCメンバーを固めていく。チームの強化と同時に、選手個々のアピール、およびサバイバルレースが激化していくことになる。 

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