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「女子大生コンビ」がトライ量産。
日本代表が女子ラグビーW杯へ出陣 (2ページ目)

  • 斉藤健仁●取材・文・撮影 text & photo by Saito Kenj

 だが、ふたりは高校時代から7人制ラグビー(セブンズ)も含めた日本代表で活躍するなど、文句なしの実力でアイルランド行きの切符を勝ち取った若手有望株だ。女子日本代表を4年間にわたって鍛えてきた有水剛志ヘッドコーチも「外国人相手に個人で突破し、トライを獲れる選手。堤はスピード、清水はキレで勝負するタイプ」と、ふたりに絶大なる信頼を置いている。

 ふたりはともに、「ラグビー一家」に生まれた。自然と楕円球の道に進んだのも、その影響が大きい。

 堤は佐賀県嬉野(うれしの)市出身。身長154cmと選ばれた28人のなかで2番目に小さいものの、50mを6.8秒で走るチーム1の快足ウイングだ。

 父親が嬉野ラグビースクールのコーチだったため、3歳から双子の弟・英登(えいと/日体大)とともに競技を始めた。同時に陸上も取り組みながら、中学2年ごろから本格的にラグビーにのめり込んでいったという。高校は弟とともに、五郎丸歩の母校でもある強豪・佐賀工に進学。男子と一緒に練習をしていたことで、「周囲のレベルが高いから、それについていこうとして自然とレベルアップできました」と語る。

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