【7人制ラグビー】山田章仁が熱望「リオ五輪しか見えていません」 (2ページ目)

  • 斉藤健仁●取材・文・撮影 text & photo by Saito Kenji

―― 2月にはセブンズ日本代表としてワールドシリーズに出場し、サンウルブズでもプレーしました。7人制と15人制の「二刀流」を選択した理由は?

山田 そうするつもりはなかったのですが、ワールドカップで(15人制の)日本代表が3勝して、日本国内でラグビーが認知されてきたので、日本ラグビーのためにサンウルブズでやらないといけないという思いになりました。サンウルブズの船出は大変だったし、選手として昨年もスーパーラグビーのチーム(フォース)に在籍していたので、自分の経験を生かせる環境があると思いました。だから、瀬川(智広/セブンズ日本代表ヘッドコーチ)さんと話したうえで、両方でプレーすることを決めました。

―― 現在、スーパーラグビーのトライ王です。残りは3試合。「もったいない」と思うファンも多いと思いますが?

山田 スーパーラグビーのトライ王に関しては、何とも思わないですね。そうなりたくてチャレンジしたシーズンなら、「少しもったいない」という気持ちになるかもしれませんが、今年のターゲットはオリンピック。サンウルブズでプレーできたことは、言い方は悪いかもしれませんが、オリンピックに行くためにいい経験になりました。また、9つのトライを獲れたことは、新しい引き出しを9個増やすことができたかなと。トライを狙うとき、「前にもあったな」と思うことができれば、自分自身、迷いがなくなります。

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