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【7人制ラグビー】山田章仁が熱望
「リオ五輪しか見えていません」 (3ページ目)

  • 斉藤健仁●取材・文・撮影 text & photo by Saito Kenji


―― 2015年のワールドカップの経験が今、生きていることはありますか?

山田 南アフリカ代表に勝つことができたのは、僕だけでなく、すごくみんなの自信になっていると思いますし、大きかったと。ワールドカップに出て、ラグビー選手としてレベルを上げることができ、大舞台の経験は何ものにも変えられない。プレーに余裕が出てきました。また昨年は、ワールドカップで全力を尽くすことが、オリンピックに対しても全力を尽くすことにつながると認識してやっていました。

―― 他のセブンズの日本代表候補選手は、今年に入ってから試合と合宿と繰り返しています。山田選手は6月からの本格合流ですが、15人制から7人制にすぐに慣れることはできましたか?

山田 すぐに慣れることができましたね。ただ、足の状態が少しよくないので、徐々に調整しています。いくらセブンズだと言っても、フィジカルが必要なコンタクトスポーツ。時間の許すかぎり、筋肉トレーニングはしていますし、関節や筋肉を強くするには15人制と共通するトレーニングもあると思います。

―― 15人制ではWTB(ウイング)のポジションですが、セブンズではスクラムを組むHO(フッカー)として出場していることについて。

山田 相手のFWの選手とミスマッチが起こりやすいし、準備期間が短いということ、BKよりも馴染みやすいということで、HOでプレーすることになりました。サインによっては、WTBのように外にいる場合もあります。自分は周りの力を借りながら力を出すタイプなので、もう少し時間が必要だと思います。

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