2016.02.15

日本ラグビーの未来を担うサンウルブズ。どこまで世界と戦えるか

  • 松瀬学●文 text by Matsuse Manabu  志賀由佳●写真 photo by Shiga Yuka

 日本ラグビーの礎(いしずえ)となるサンウルブズの船出である。その魅力とは?と聞くと、日本代表ウイングの山田章仁はこう言った。

「ほかのスーパーラグビーのチームに比べて、しっかりシェープを作ってやろうとしているし、一人ひとりのリアクションが速いところですかね。そういうところで勝負していけば、結果はついてくると思います」

途中出場でトライを決めたサンウルブス・山田章仁(中央)

 日本から今季、サンウルブズが世界最高峰のスーパーラグビーに初参戦する。13日、トップリーグ選抜とのチャリティーマッチが行なわれた。日本代表のごとく、各チームからの寄せ集め、しかも合同練習は実質5日間のチームだった。戦術、戦略の落とし込みや連係プレーはまだ無理だと思っていたが、やろうとするスタイルは少し見えていた。

 基本線はワールドカップ(W杯)で活躍した日本代表の『ジャパン・ウェイ(日本流)』とそう変わらない。山田のいうシェープとは、連動した攻撃で相手守備網を崩すことを意味する。この日はフィジカル勝負となったけれど、要はスピードと体力勝負。シェープを重ねてトライを奪うことであろう。