ラグビーW杯開催決定! 釜石が目指す真の復興とまちづくり (4ページ目)
もっとも、何より大事なのは、W杯を契機とし、どんな新しい釜石を創っていくかということだ。恐らく被災者の多くが心配しているのは、W杯準備が進む中、自分たちが置いてきぼりにされるということではないか。だから、この釜石決定が子どもたちに夢を抱かせ、復興を加速させることにつながらないといけない。
さらにいえば、釜石だけでなく、岩手県の他の自治体も絡めていったほうがいい。釜石と連係しながらの、ラグビーW杯のキャンプ地、あるいはW杯翌年の2020年東京五輪パラリンピックの事前キャンプ地の誘致も検討対象となろう。
プレイベントとして、女子ラグビーや7人制ラグビー、他のスポーツの大会誘致があってもいい。2016年には岩手県の『希望郷いわて国体』も開催される。要はスポーツを通じて、どう、まちを活性化させていくのか。
目標は30年後、50年後のまち作りである。ラグビーW杯開催は、そのきっかけなのである。どうスクラムを組むか。この朗報が、キックオフの合図である。
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