2013.02.23

【ラグビー】日本選手権決勝、サントリー2季連続2冠のカギは?

  • 松瀬学●取材・文 text by Matsuse Manabu
  • 井田新輔●撮影 photo by Ida Shinsuke

今季ここまで全勝。2季連続でトップリーグと日本選手権の優勝を狙うサントリー ラグビーのシーズンを締めくくる日本選手権は24日、サントリー×神戸製鋼の決勝が東京・国立競技場で行なわれる。焦点は、王者サントリーの2季連続2冠がなるかどうか。

 今季、無敗。就任1年目のサントリーの大久保直弥監督は言う。「是非、昨季のサントリーを越えたい。神戸さんがどうのこうのではなく、うちがサントリーのラグビーをできるかどうかです」と。

 サントリーのラグビーとは、持ち前の「超攻撃ラグビー」である。何が起きても、戻れる場所、すなわち拠り所となるスタイルを持つチームは強い。だから、負けないのだ。

 そのスタイルを支えているのが、しっかりしたファンダメンタル(基礎部分)と規律だろう。個々のフィジカルと技術、こうやって勝つという意志統一......。特に速いテンポの攻撃リズムをつくるのはブレイクダウン(タックル後のボール争奪戦)の出来である。ここが勝負のカギとなる。

 サントリーの場合、アタッキングシェープ(攻撃の型)とブレイクダウンはふたつでひとつ、連動している。攻撃のオプションを増やすことで相手ディフェンスの的をばらし、極力、1対1の局面をつくる。タックルされればいい体勢でボールを置き、ふたり目以降が素早く寄っていく。ブレイクダウンから生きた球を出せれば、沈着冷静なSHフーリー・デュプレア(南アフリカ)と判断のいいSO小野晃征が巧みにゲームをつくっていく。