2019.01.19

NFL「ファイナル4」は新旧QB対決。
スーパーボウルに進むのは?

  • 永塚和志●取材・文 text by Kaz Nagatsuka
  • photo by AFLO

 今シーズンのNFLプレーオフも、いよいよ佳境に入った。残るは4チームのみ。現地1月20日(日本時間1月21日)に行なわれるカンファレンス・ファイナルで、2月3日のスーパーボウルに進出する2チームが決まる。

 ここまで駒を進めてきたのは、アメリカン・フットボール・カンファレンス(AFC)はカンザスシティ・チーフス(12勝4敗)とニューイングランド・ペイトリオッツ(11勝5敗)、ナショナル・フットボール・カンファレンス(NFC)はニューオーリンズ・セインツ(13勝3敗)とロサンゼルス・ラムズ(13勝3敗)。各カンファレンスでそれぞれ第1、第2シードがベスト4進出という順当なマッチアップとなった。

※カッコ内は今季レギュラーシーズンの成績。

史上3人目の50TDをマークしたチーフスQBパトリック・マホームズ また、今回のカンファレンス・ファイナルは「新旧クォーターバック(QB)対決」という、わかりやすい構図でも注目を集めている。AFCでは、41歳のQBトム・ブレイディ(ペイトリオッツ)と23歳のQBパトリック・マホームズ(チーフス)が対決。18歳差のQB対決は、NFLポストシーズンで過去最大だ。

 今季のペイトリオッツは開幕3戦を1勝2敗でスタートを切るなど、かつての怖さは陰を潜めていた。しかし、そこから白星を重ねて11勝5敗と驚異の快進撃。第2シードを確保したのはさすがだ。

 名将ビル・ベリチックがブレイディとコンビを組んで以来、彼らはスーパーボウルに8度進出している。ただ、そのうちアウェーでカンファレンス・ファイナルを戦って勝利したのは2001年と2004年しかない。これまでペイトリオッツが何度もNFLを制してこられたのは、ホームフィールドアドバンテージを確保してきたことが大きかったとも言える。

 今シーズンのレギュラーシーズンでは第6週にチーフスと対戦して、43-40で勝利を収めた。ただ、この時はペイトリオッツのホーム。今回のカンファレンス・ファイナルの舞台は、アウェーチームが勝つのが難しいとされるチーフスの本拠地アローヘッド・スタジアムだ。下馬評では、チーフスが有利と言われている。

 QBの個人的なスキルという点でも、軍配が上がるのはマホームズのほうだ。強肩ぶりはアマチュア時代から知れ渡っていたが、プロ入り後はサイドスローで相手ディフェンダーの脇の横を通すパスを投げたり、タックルを受けながら逆手の左で投げるなど、機動力を生かしたプレーも披露している。