卓球・丹羽孝希「中国選手のドライブはテニスボール並みの重さ」 (3ページ目)
――現在大学4年生ですが、来春以降の所属先は決まっていますか?
「具体的には、まだですね。今は練習しようと思えば、明治大学で24時間いつでも練習できます。そういう環境ではなくなるんで、練習場所を探すことにも苦労するでしょうし、今以上に1回1回の練習の質を上げていくことが必要になると思います。
日本の企業チームに入る選択もあるんでしょうが、そうすると国内の試合をメインに出場する必要があり、国際大会に頻繁に行けなくなってしまうんで」
――メダリストが練習場を探すというのは、違和感がありますね。
「日本にプロリーグができてくれるといいんですけどね」
――海外リーグ参戦も視野にありますか?
「もちろん考えてます。今はフランスのレベルが高いんです。ドイツ、ロシアは少しレベルが下がってきてますね」
――最強と言われる中国リーグ参戦の可能性は?
「治安とか、生活面で多少不安がありますよね。でも、誰か、ひとりついてきてくれるなら全然行きますよ。中国のナショナルチームクラスの選手は全員中国リーグでプレーしているんで、これ以上ない経験になると思うんで」
――先ほど、才能の話が出ました。ご自身の才能については、どう思っていますか?
「周りからは『才能だけでここまできた』って言われたりもしますね。努力、何もしてないみたいな。『もっと頑張れ』とかよく言われます。頑張っているように見えないんですよね、多分。夜練とか、みんながやってない時間にやったりしてるんで」
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