卓球・丹羽孝希「中国選手のドライブはテニスボール並みの重さ」 (6ページ目)
――最後に、気が早いですが東京五輪に向け、日本の卓球界を背負わなければという意識はありますか?
「背負うとかは考えたことないです。みんな強いんで。あと4年しかない。まずは、しっかり代表になりたいです。東京開催ということもあって、いつも以上に"出たい"と気持ちを強く持つ選手も多いでしょうから」
――4年後、若手に代表の座を譲る気はないですよね?
「そうですね。はい」
――中国に勝ちたいですよね。
「はい」
――団体では金を、さらにシングルスでもメダルを獲ってほしいです。
「獲りたいですね」
――獲ってください!
「僕、空気を読むんで『はい』と言ってほしかったら言いますよ(笑)」
ふだんの丹羽はアイドル乃木坂46のライブに足を運び、お笑いが大好きと言う大学生。ただ、卓球に関しては的確に自己と相手を分析し、自分の将来を見据えていた。こちらが期待する東京五輪に関しては慎重な姿勢を崩さなかったが、冷静な対応、淡々とした口ぶりから判断するに4年後の出場はもちろん、メダルまできっと視野に入っているに違いない。
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