2016.06.13

【卓球】日本人初プロ・松下浩二が見た
「女子3選手のメダル期待度」

  • 水野光博●構成 text by Mizuno Mitsuhiro  photo by AFLO

 6月15日から19日にかけて、「ラオックス卓球ジャパンオープン荻村杯」が東京体育館で開催される。世界ランキング上位の強豪選手が出場するこの大会には、リオ五輪代表の日本人選手・男女6名も参加する。女子は石川佳純、福原愛、伊藤美誠。男子は水谷隼、丹羽孝希、吉村真晴。彼らのプレースタイルや長所などを、日本人初のプロ選手として活躍した松下浩二氏に解説してもらった。

リオ五輪に挑む(左から)福原愛、伊藤美誠、石川佳純日本人初のプロ選手・松下浩二が語る「リオ五輪戦士」@女子編

 10年前、福原愛選手だけがメディアに取り上げられていた時代と比べると、卓球人気が向上していることを実感します。人気となった要因のひとつは、ロンドン五輪で女子団体が銀メダルを獲得したように、「世界で戦える」ということが挙げられるのではないでしょうか。

 現在の日本女子は、中国に続いて世界で2番目の位置をずっとキープしています。しかし、「ロンドン五輪はたまたまだったんだ」と言われないように継続してメダルを獲得することが、卓球人気を継続させるため、さらには2020年の東京五輪での金メダルのためにも非常に大切なことだと思います。

 それでは、リオ五輪の代表に選ばれた女子3名のプレーについて解説しましょう。

 石川佳純選手は、現時点で世界ランク4位。リオ五輪では第3シードか第4シードが有力で、準決勝まで中国人選手と当たる可能性は低い。日本人選手初となるシングルスでのメダル獲得の最有力候補と言っていい存在でしょう。