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まるぴ「NBAの魅力は無限大」と驚がく 長澤壮太郎に聞いた世界一バスケIQの高い「ゆるキャラ」と「"超"大型新人」 (3ページ目)

  • PR 永塚和志●取材・文 text by Kaz Nagatsuka
  • 能登 直●撮影 photo by Noto Sunao(a presto)

NBAの魅力に徐々に引きつけられていく、まるぴさんNBAの魅力に徐々に引きつけられていく、まるぴさん

後半戦は団子状態も魅力「無限大」

まるぴ オールスターが終わるとまたシーズンの後半戦に入っていくんですよね。どういったところが見どころになりそうですか?

長澤 今シーズンも、飛び抜けたチームがおらず拮抗していて、多くのチームがプレーオフの椅子(東西8チームずつ、計16チーム)とシード順を争って団子状態なんです。

まるぴ 拮抗しているなんて見ている側からしたら一番楽しいし、熱くなれますね。そこまで力が均衡しているとは思ってなかったです。

長澤 あとは、ここから各チームがプレーオフへ向けてより激しく戦っていくわけですけど、プレーオフに出るようなチームはそこでの試合を想定して、いろんなスキームとかディフェンスとかの駆け引きを、シーズン中に試したりもするんです。

 プレーオフになればひとつのシリーズが最大7試合(4戦先勝)もあって、普通に戦っていたら手の内がばれちゃうので、ディフェンスなんかでは、シーズン中に試していた「奥の手」をここで出したり。

まるぴ 私はディフェンスが好きなので、そういう話を聞くと、ますます興味が湧いてきます。何十点も獲る神様みたいな選手がいる一方で、各チームが進化していって全体のスタンダードが上がっていくんだと聞くと、NBAの魅力って無限大だなって感じます。

 NBAには八村塁選手(ロサンゼルス・レイカーズ)と渡邊雄太選手(メンフィス・グリズリーズ)と、日本人選手がふたりもいて大注目ですが、今シーズンの後半戦を見るにあたってどんなチームや選手を見ると面白そうですか?

長澤 まるぴさんはディフェンスがお好きならなおさらですが、ボストン・セルティックスが今年、強いんですよ。いや前から強いんですけど、今年は世界ナンバーワンレベルのディフェンスをやっています。2008年にディフェンスで圧倒してNBAファイナルに進出した時のセルティックスと雰囲気が似ているんです。

まるぴ セルティックスで核となっている選手は誰なんですか?

長澤 オールスターの先発にも選ばれているジェイソン・テイタムとジェイレン・ブラウンのふたりですね。テイタムは中でも外でも、何でもできる人。年々、進化してきていて、もう、スーパースターですよ。

 昨シーズンのチャンピオン、デンバー・ナゲッツのニコラ・ヨキッチも知っていただきたいですね。ヨキッチはセルビア出身のビッグマンなんですけど、今、世界で一番バスケIQが高い人だと思います。

まるぴ そうなんですね。興味があります。

長澤 彼は別に跳んだり跳ねたりをたくさんするわけでもなくて、ダンクもほとんどしないんですけど、ノールックでいろんなところにパスを出しまくったり、入りそうもないフォームから3ポイントを決めたりするんです。

まるぴ 面白い! Bリーグでも、例えば河村勇輝選手(横浜ビー・コルセアーズ)のように身長はそれほどなくてもアシストで魅せる人もいますが、NBAもダンクばかりじゃなくて、アシストのうまい人がいて、その人が今、世界最高峰の選手だと聞くと、なおさら興味が増してきます。

長澤 ヨキッチのプレーは皆さんの想像するバスケットプレーヤーとは違っていて、体つきも「ぽよん」みたいな感じなのに、めちゃくちゃうまい。

まるぴ こんなこと言っていいかわからないですが、なんかかわいらしいですね(笑)。

長澤 いやもう、本当に「ゆるキャラ」みたいな見た目で(笑)。

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