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町田瑠唯、五輪後にSNSのフォロワー数が激増「女子バスケの面白さを伝えられたのかな」 (2ページ目)

  • 水野光博●取材・構成 text by Mizuno Mitsuhiro
  • photo by JMPA

――決勝トーナメント初戦のベルギー戦は、残り16秒、林咲希選手の劇的な3ポイントシュートが決まり勝利。アシストをしたのが、町田選手でした。

「打った瞬間、『入った!』と思いました。キキ(※林選手のニックネーム)がよく練習しているステップで、彼女のリズムとフォームで打ったシュートだったので。打った瞬間入るなという感じでしたね」

――予選のフランス戦に続き、ベルギー戦でも接戦を押しきる強さが今大会の日本代表にはありました。

「我慢ができましたね。自分たちのリズムじゃない時も流れがくるまでディフェンスをがんばれた。チームの長所を3Pシュートだと言ってくれる人も多いんですが、やっぱり日本はディフェンスのチームなので。自分たちのディフェンスを続けることが、自分たちのリズムを作り、相手のリズムを壊すことにつながるので」

――初の準決勝進出。その準決勝のフランス戦は、2Q(クォーター)途中まではリードを許す苦しい展開でした。

「予選リーグに続き2度目の対戦だったこともあり、フランスの負けたくないという気持ちが強くて、流れを最初に持っていかれた感じがありましたね。

 でも、日本は後半に強いと信じていました。しっかり後半も走れる。逆に相手は運動量が落ちてくる。だから、とにかくどんどん走ることを意識しました。みんなの動きがすごくよくて、緊張感のある試合でしたが、すごい楽しかったです」

――決勝のアメリカ戦はいかがでしたか。

「やっぱりすごいなって。世界一のチームはやっぱりすごい。高さがあるけど、小さいチーム顔負けの走力もある。何よりシュートの精度。日本もシュートに関しては負けてはいなかった部分はあったと思うんですが、ノーマークを絶対外さないこと、タフシュートでも決めきる強さが、アメリカにはありましたね。ただ、予選の対戦時に感じたように、勝てる可能性はあるとも思いました」

――改めて、今大会の日本代表はどんなチームでしたか?

「トムさん(トム・ホーバスHC)が『スーパースターはいないけど、スーパーチーム』と言ってくれたんですが、本当にそのとおりだなと。今回のチームは本当にチームとして戦えたなと思います」

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