2020.10.01

NBAで真のNo.1選手は? 投票に不満の
レブロンが大爆発でファイナルへ

  • 杉浦大介●文 text by Sugiura Daisuke
  • photo by USA TODAY Sports/ロイター/アフロ

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"選ばれし男(The Chosen One)"が頂点に戻るのか。ロサンゼルス・レイカーズの大黒柱レブロン・ジェームズは、そんな期待をさせる渾身のパフォーマンスを、デンバー・ナゲッツ相手のNBAウェスタン・カンファレンス・ファイナルでも見せてくれた。

レイカーズをファイナル進出に導いたレブロン 特に現地時間9月24日に行なわれた第4戦の終盤には、絶好調だった相手エース、ジャマール・マレーのガードを自ら買って出て封じ込め、接戦を制する原動力になった。その勝利で3勝1敗と王手をかけると、26日の第5戦では第4クォーターだけで16得点と大爆発。この試合は38得点16リバウンド10アシストで、史上2位となるプレーオフ通算27度目のトリプルダブルをマークし、驚異的な粘り強さを見せてきたナゲッツを退けた。

「第4クォーターをあんなふうに支配したのは、これまで見たことがなかったかもしれない。すごかったよ」

 レイカーズを率いるフランク・ボーゲルHC(ヘッドコーチ)の言葉も大げさには思えない。あらためて"キング・ジェームズ"の底力を思い知らされたファンは多かっただろう。

「俺はこのためにここにきたんだ。『LAに来た理由はバスケットボールじゃないんじゃないか』とかいろいろ言われたけれど、俺の目標はずっと変わらなかった。またその目標に近づいたよ」

 一昨年まで8年連続でプレーしたファイナルの舞台に戻ることが決まり、レブロンの言葉は力強かった。9月30日(日本時間10月1日)から行なわれるマイアミ・ヒートとの最終決戦でも、その一挙一動から目が離せない。

 9月下旬、レブロンは今季のMVP選考について不満をぶちまけた。シーズンMVPを決めるメディア投票で、ミルウォーキー・バックスのヤニス・アデトクンボが101票中85票の1位票を集めて2年連続受賞。自身が1位票を16しか獲得できなかったのが気に入らなかったのだという。