八村塁、MVP候補ヤニスと夢の対決なるか。勝負の後半戦、見どころは? (4ページ目)

  • 水野光博●文 text by Mizuno Mitsuhiro
  • photo by AFLO

 逆に、思いもかけず好成績を残しているのが2位のラプターズだ。昨季のチャンピオンチームながら、エースのカワイ・レナード(ロサンゼルス・クリッパーズ/SF)がチームを去り、今季は再建のシーズンになると思われていた。

 だが、新エースのパスカル・シアカム(PF)が平均23.5得点とチームを牽引。カイル・ラウリー(PG)など主力をケガで欠くことも多かったが、ノーマン・パウエル(SG)やOG・アヌノビー(SF)といったゴートゥーガイ(大事な場面で力を発揮する選手)が日替わりで登場し、1月16日から球団最長の15連勝を記録。優勝経験が大きな力になっているのは間違いなく、後半戦も注目が必要だ。

 3位のボストン・セルティックス(38勝16敗)は、新加入のケンバ・ウォーカー(PG)がチームにフィットしたのが大きい。また、3年目のジェイソン・テイタム(PF)や4年目のジェイレン・ブラウン(SG)といった若手も、才能を開花させつつある。

 6位のインディアナ・ペイサーズ(32勝23敗)も、これから面白い存在になりそうだ。昨年1月に右足の大腿四頭筋を断裂して以来、欠場を続けていたエースのビクター・オラディポ(SG)が1月29日に復帰。徐々に順位を上げてくる可能性は十分にある。

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