2017.10.18

マジックが大絶賛の19歳。
ロンゾ・ボールはレイカーズの救世主か?

  • 宮地陽子●取材・文 text by Miyaji Yoko
  • photo by AFLO

 ロサンゼルス・レイカーズのルーキー、ロンゾ・ボールの初めてのNBAトレーニングキャンプは、ワッフルと目玉焼きの朝食から始まった。

「卵はシンプルに目玉焼きだった。だいたい、いつもそうだね」とロンゾ・ボール。

ドラフト1巡目・全体2位でレイカーズに指名された19歳のロンゾ・ボール 聞かれたことに淡々と答えているだけなのだが、それにしても、プロ初日から朝食のメニューについて聞かれることが、ロサンゼルスでのロンゾ・フィーバーを物語っている。6月のドラフトでレイカーズが2位指名してから、ロンゾ・フィーバーは盛り上がる一方だ。夏の間も、サマーリーグにリアリティショーにと、話題には事欠かなかった。

 最初にロンゾ・フィーバーを作り出したのは彼の父、ラバー・ボールだ。周囲を気にせず、何でも言いたい放題のキャラクターで、ロンゾと彼の弟ふたり(リアンジェロ&ラメロ)のボール3兄弟を有名にした。3兄弟のためのファッションブランドを自ら起業したほか、自分たちの家族のリアリティショーを制作してフェイスブックで流している。独自のマーケティングで一家を丸ごと売り出しているのだ。

 それだけではない。ロンゾがUCLAでプレーしていたときから「ロンゾはステファン・カリーよりいい選手だ」と断言し、ドラフト前から「ロンゾはレイカーズに入る」「3兄弟ともレイカーズに行くんだ」と大胆予言して話題を集めた。カリーとの比較はともかく、実際にロンゾはレイカーズに入ったのだから、ラバーの計画どおりだ。