2016.05.13

【女子バスケ】39点差からの逆襲。リオのメダルへ強豪国に挑む3カ月

  • 小永吉陽子●取材・文・写真 text&photo by Konagayoshi Yoko

 41-80。3ポイントシュート25本中0本――。

 5月7日から長岡と東京で行なわれたオーストラリアとの強化試合3連戦。平均身長185.8cm、205cmのセンターを擁するオーストラリアを相手に、初戦は惨敗したというより、何もさせてもらえなかった。試合後、センターの間宮佑圭(JX-ENEOS)は声を上げて強調した。

PGとしてキャプテンとしてチームを牽引する吉田亜沙美「もう日本で練習したってどうにもならない。海外で高さのある選手たちとやるしかない。早く海外遠征に行きたいです」

 日本が大敗した理由は高さ以外にもたくさんある。

 4月9日から第1次強化合宿がスタートし、第2次合宿ではWNBAでヘッドコーチ経験のあるコーリー・ゲインズ氏を招聘したためオフェンスの戦術練習をメインに行ない、本格的なディフェンス戦術習得はこれからであったこと。主力の1人である本川紗奈生(シャンソン化粧品)がWJBLのシーズン中に足底筋膜炎と診断されて調整段階であること。五輪の選考を兼ねているため様々な選手起用を試す必要があったこと。「今シーズン初めての試合で、ゲーム勘がまったくなかった」という声も選手たちからは聞こえてきた。

 エースの渡嘉敷来夢(JX-ENEOS)がWNBA参戦で不在だったが、例え渡嘉敷がいても体格の小さな日本は、練習に練習を重ねてチームプレイの精度を高めないことには国際試合では勝機がないのだと改めて痛感した3連戦だった。