【NBA】プレーオフ開幕。
イースト王者キャブスは「天敵」と激突 (5ページ目)
そして最後のカード、マイアミ・ヒート(48勝34敗/3位)対シャーロット・ホーネッツ(48勝34敗/6位)の一戦は、ホーネッツのオーナーでもあるマイケル・ジョーダンの秘蔵っ子――ケンバ・ウォーカー(PG)の爆発力に着目したい。ウォーカーは1月18日のユタ・ジャズ戦でフランチャイズレコード&キャリアハイとなる52得点を挙げ、全米中にその名を広めた25歳だ。
対するヒートは、今季好調だったクリス・ボッシュ(PF)が2月、血栓症の治療のためにチームを離脱。2シーズンぶりのプレーオフに暗雲が立ち込めるも、2月27日にブルックリン・ネッツを解雇されていたジョー・ジョンソン(SF)を獲得し、ボッシュの穴を埋めることに成功している。
ヒートは控えの層こそ薄いものの、ドウェイン・ウェイド(SG)、ハッサン・ホワイトサイド(C)、ゴラン・ドラギッチ(PG)、ルオル・デン(SF)、そしてジョンソンと、スターターはカンファレンス屈指の豪華な面々が並ぶ。2011年から2014年まで4年連続でNBAファイナルに進出したヒートが、ふたたびイーストの主役に躍り出ても不思議ではない。
今季のプレーオフは、順当なチームが勝ち上がるのか、それとも波乱が待っているのか――。突出したチームの少ないイースタン・カンファレンスは、ファーストラウンドから目が離せない。
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