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【NBA】プレーオフ開幕。
イースト王者キャブスは「天敵」と激突 (2ページ目)

  • 水野光博●文 text by Mizuno Mitsuhiro  photo by AFLO

design by Unno Satorudesign by Unno Satoru その理由は、1月14日のサンアントニオ・スパーズ戦を95-99で落とし、4日後のウォリアーズ戦でも98-132と大敗したため。両チームは、プレーオフを勝ち進めばNBAファイナルで対戦濃厚な相手。つまり、いくらイースタンを首位で走ろうとも、NBAファイナルで勝てないHCには三行半(みくだりはん)を突きつけたというわけだ。

 しかも、HCの解任を進言したのは、エースのレブロンだと囁(ささや)かれている。フロントはそれを否定するも、ブラットサイドは解任の理由を「1000%、レブロン」だとコメント。その真相は闇のなかだが、今季のキャブスにとってカンファレンス制覇はあくまで通過点でしかなく、リーグ優勝しか見据えていないのは間違いない。

 そんなキャブスがファーストラウンドで対戦するのが、第8シードのピストンズだ。レギュラーシーズンの対戦成績はキャブスの1勝3敗。思わぬ天敵が、昨季イースト王者・キャブスの前に立ちふさがる。

 7年ぶりのプレーオフ進出となるピストンズの勢いは本物だ。アウトサイドにレジー・ジャクソン(PG)、インサイドにアンドレ・ドラモンド(C)の2枚看板を擁し、今年2月にはジャクソンとポジションのかぶるブランドン・ジェニングス(PG)を放出して、オーランド・マジックからトバイアス・ハリス(SF)を獲得した。ウィークポイントだったSFの補強に成功し、チーム力を格段に向上させている。

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