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【NBA】「嫌われ者」から「名脇役」へ。
進化が止まらないJ・J・レディック (5ページ目)

  • 宮地陽子●取材・文 text by Miyaji Yoko  photo by AFLO

「J・Jがどれだけ真剣かということを表す話だと思う」と、リバースは言う。

 バスケットボールのために生活を変え、大好きな趣味もあきらめ......と聞くと、レディックはまるで競技一筋のように思える。しかし一方で、実生活では一児の父のファミリーマンだ。今年はふたり目の子どもが生まれる予定だという。

 また、今年2月からはヤフーの新サイトで週1回、自身のポッドキャスト番組の司会を務めることにもなった。現役NBA選手が自身のポッドキャスト番組を持つのは初めてのこと。ざっくばらんでオープンな語り口で、これまでのイメージとはまた違うレディックを垣間見せている。

 田舎町の高校のスーパースターから、強豪大学の憎まれエース。そして、世界最高の舞台での良質なロールプレイヤーから、チームのプレーオフ進出を支える名脇役へ......。31歳となったレディックは年を経るごとに進化し、カメレオンのようにまわりに適応していく。残りの現役キャリアだけでなく、数年後に訪れる引退後のキャリアにも注目だ。


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