【今日は何の日?】M・ジョーダンが筆頭オーナーに

  • スポルティーバ●文 text by Sportiva
  • photo by AFLO

長年、抱き続けた夢をついに叶えたマイケル・ジョーダン長年、抱き続けた夢をついに叶えたマイケル・ジョーダン【2010年3月17日】
ボブキャッツを250億円で買収。選手出身はNBA史上初

『バスケットボールの神様』と崇(あが)められ、選手としてすべてを手に入れたマイケル・ジョーダンは、いつしかNBAチームの経営者になる夢を抱くようになった。1999年、2度目の引退をしたジョーダンは、シャーロット・ホーネッツ(現ニューオーリンズ・ホーネッツ)のオーナー陣に加わろうとする。しかし、交渉は物別れに終わり、オーナー入りは実現しなかった。

 しかし翌2000年、今度はワシントン・ウィザーズに出資。ついに共同オーナーのひとりとなり、選手の人事を統轄する責任者となった。だが、低迷するウィザーズを救うべく2001年に現役復帰し、3度目の引退後(2003年)に復職を希望するも、筆頭オーナーはこれを拒否。傷心のジョーダンは、ウィザーズを離れることとなった。

 だが、経営者になる熱意は衰えることなく、2006年、ジョーダンは幼少期を過ごした地元ノースカロライナ州の新チーム、シャーロット・ボブキャッツの共同オーナーとなる。そして2010年3月17日、ジョーダンはボブキャッツの保有権を2億7500万ドル(約250億円)で買収し、元選手としてNBA史上初となる筆頭オーナーに就任。「ボブキャッツ買収は、現役引退後の私のキャリアにおいての頂点。シャーロットの人々が誇れるチームにするために全力を尽くす」と語り、長年の夢を叶えたジョーダンは経営者の道を歩み始めた。

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