【F1】角田裕毅にとって「恵みの雨」となるか ラスベガス初のウェットレースなら「スパイシーな」展開になる (2ページ目)
【エンジンは寒さ対策が必要】
寒さはパワーユニットにも影響を及ぼす。冷却水やオイルが冷えすぎないよう、過冷却対策が必要になってくるのだ。
ホンダの折原伸太郎トラックサイドゼネラルマネージャーは、寒さ対策を次のように説明する。
「油脂類の作動レンジが決まっていますので、温度が低すぎるとエンジンにもよくありません。よって今週末は、温める方向で対応していくことになります。ボディワークをフルクローズ(全閉)にして、それだけで足りない場合はブランキング(ラジエターに冷却風が当たらないよう被せるカバー)をつけるといった対応が必要になってくる可能性もあります。
ブランキングはカーボン製ですが、重量もありますから無駄にはつけたくありません。できればブランキングなしでいきたいところですが、どこにどのくらいブランキングが必要かというのをFP1とFP2で見極めていくことになります」
レッドブル全体としてもホンダとしても、エンジンパフォーマンスだけでなく重量面の削減でも、重箱の隅を突くような突き詰め方をしている。
その結果が、前戦(第21戦)サンパウロGPのマックス・フェルスタッペンへの5基目パワーユニット投入であり、ピットレーンスタートからの3位表彰台獲得劇だった。
その一方で、過去2戦の角田はポイントを逃し、悔しい結果に終わった。
しかしレース中のペースを見れば、第17戦アゼルバイジャンGPの躍進(6位)以降はずっと、入賞圏内で争う速さがある。
「オースティン(第19戦アメリカGP)はスプリントも決勝も入賞(7位)できていいレースができましたし、メキシコ(第20戦)はピットストップのミスがなければポイントは獲れていました。
ブラジル(第21戦)はリスタート直後にフロントウイングをヒットして、ペナルティを科されてしまったのは間違いなく僕のミスですけど、ペースはトップ7に入れるくらいかなりよかったので、あとは結果に結びつけるだけだと思っています。今週末も十分にポイントが獲れる速さはある」
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