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元レーサー・中嶋大祐が語るパイロットとしてのセカンドキャリア「今のほうが自然体で生きていられる」 (2ページ目)

  • 川原田 剛●取材・文 text by Kawarada Tsuyoshi
  • 西木 義和●撮影 photo by Nishiki Yoshikazu

【レースはアドレナリン全開だが飛行機は......】

ーー少し気になったのですが、レーサー時代よりも痩せた印象です。

 もうフィジカルを鍛える必要がなくなったので、ジムに行かなくなりました。そしたら現役時代に一番重かった頃よりも体重が7〜8キロ落ちましたね。ドライバーを引退したあとは太るのかなと思っていたのですが、筋肉だけが落ちてしまいました。久しぶりに会う人には「大丈夫?」と心配されますが、心身ともに健康ですよ(笑)。

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ーーそれは安心しました。ところで今は健康を保つために何か気を使っていることはありますか?

 ジョギングするくらいです。たとえば日本の冬の寒い時期に、バンコク泊まりのフライトがあったりすると暖かくてうれしいじゃないですか。そういう時には外を軽く走ったりします。あと体を動かすのは、ゴルフを少しするぐらいです。食事に関してはドライバー時代の延長で、好き嫌いなく、バランスよく食べることを大切にしています。

ーー飛行機のパイロットは、フィジカルよりもメンタルが大事ということですか?

 そうですね。どちらかっていうとメンタルですね。笑われるかもしれないですけど、本当にフライトの時はなるべく悩みなく、心身ともにいい状態でコクピットに座れるように心がけています。

 レースの場合は考えごとや悩みごとがあったとしても、スタートしちゃうと心拍数が上がり、アドレナリンも出るんで、全部ぶっ飛んでしまうんです。でも飛行機の操縦はそこまで心拍数が上がるわけでもない。アドレナリンを出しながら飛んでいたら、お客さまは怖いですよね(笑)。

 逆に言うと、考えごとや悩みごとあったら、スッと入り込んでしまいやすいと思います。そっちに気を取られてしまうのはすごく危ないことだと思うので、休みはしっかりリフレッシュすることを意識しています。

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