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【F1】角田裕毅とRBに何が起きているのか「後半戦いまだノーポイント」ハースのみならずウイリアムズにも先行を許す (3ページ目)

  • 米家峰起●取材・文 text by Yoneya Mineoki

【次のシンガポールはドライバーの腕に期待】

 角田は言う。

「後ろのほうからスタートすると、こういうことが起きる可能性も大きくなります。今後はこういうことにも気をつけていきたいし、やはり予選でトップ10に入ることが重要だと思います」

 ライバルとの相対的なパフォーマンス不足が深刻になりつつある。

 2週連戦の開催となる次のシンガポールGPも90度コーナーが連続する、似たような市街地サーキットだ。これまでであれば得意な部類のサーキットと言えたが、アゼルバイジャンでの苦戦を見てしまうと、そうとも言いきれなくなってくる。

 そんななかでも、バクーに比べてストレート成分が少なく、ドライバーの腕でなんとかできる部分が多いシンガポールでは、予選でQ3に進んで堅実なレースがしたい。

「タフなレースになると思いますけど、気持ちをリセットしてがんばりたいと思います。少しでも上のグリッドからスタートできるようにしたいと思います」

 後半戦に入っていまだポイント獲得が果たせていないRBとしては、絶対に落とすことのできないレース週末になりそうだ。

著者プロフィール

  • 米家峰起

    米家峰起 (よねや・みねおき)

    F1解説者。 1981年1月31日生まれ、兵庫県出身。F1雑誌の編集者からフリーランスとなり2009年にF1全戦取材を開始、F1取材歴14年。各種媒体に執筆、フジテレビNEXTやYouTube『F1LIFE channel』での解説を務める。

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