角田裕毅が今季ベスト&ワーストを語る「あれが今年一番のミス。でも全然、後悔していない」 (5ページ目)
それを上げるためにはどういうふうにレースをすればいいか、それを目標に据えてレースをしてきました。それが、すべてのレースで力尽きるまで自分の最大限のパフォーマンスを出すということで、しっかりと結果につながって良かったと思います」
── 3年目に固めた土台の上に、4年目となる2024年はどんなシーズンを上積みしようと思っていますか?
「今年意識してきたことを、来年はその延長線上で同じように意識します。ミスを減らして、今年よりもさらにもう少しコンスタントに走れるようにして、でもプッシュもして、自分の悔いのないレースがしたいです。そうやってF1界における評価をさらに上げられるように、自分の完成形を見せられればと思っています」
角田裕毅の完成形──。それを見せるための準備は、いよいよ整った。
<了>
【profile】
角田裕毅(つのだ・ゆうき)
2000年5月11日生まれ、神奈川県相模原市出身。父の影響で4歳よりカートを乗りはじめ、16歳でフォーミュラデビュー。2018年にFIA F4選手権で年間王者に輝き、同年レッドブル・ジュニアチームに加入する。2019年からFIA F3への参戦でヨーロッパ進出を果たし、2020年にF1直下カテゴリーのFIA F2でシリーズ3位を獲得。2021年からF1アルファタウリのレギュラードライバーとなり、2023年はシリーズ14位。身長159cm、体重54kg。
著者プロフィール
米家峰起 (よねや・みねおき)
F1解説者。 1981年1月31日生まれ、兵庫県出身。F1雑誌の編集者からフリーランスとなり2009年にF1全戦取材を開始、F1取材歴14年。各種媒体に執筆、フジテレビNEXTやYouTube『F1LIFE channel』での解説を務める。
【F1写真特集】フェルスタッペンの笑顔、角田裕毅の激走...名フォトグラファーの厳選写真20枚は「芸術の域」
5 / 5