ホンダのNSX-GTが伝統を捨て変身。ミッドシップ→FRでその影響は? (2ページ目)

  • 吉田知弘●取材・文 text by Yoshita Tomohiro
  • 吉田成信●撮影 photo by Yoshida Shigenobu


「NSX=ミッドシップ」という伝統にこだわるべき、という声もあったという。だが、最終的にホンダは新規定に完全準拠したNSX車両でスーパーGT(GT500クラス)を戦うことを決定した。これにより、FRバージョンのNSX-GTが今年、お目見えすることになった。

 新規定で3メーカーが横一線の状態で迎える2020シーズンに向けて、ホンダのスーパーGTプロジェクトの指揮を執る佐伯昌浩ラージプロジェクトリーダーは、年明けの東京オートサロンで集まったファンに向けて今季の意気込みを披露。新規定で王座を奪還する、という気合いが伝わってきた。

「今年はスーパーGT(GT500)がクラス1規則に変わります。ホンダはこの規則に完全準拠したNSX-GTで参戦することに決定いたしました。"やるからには絶対に勝たなければいけない"。そういう強い心を持ってがんばっていきたいと思います。応援よろしくお願いします」

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