2019.01.19

F1注目ポイント10選。ハミルトン6冠で
シューマッハの記録に王手?

  • 米家峰起●取材・文 text by Yoneya Mineoki
  • 桜井淳雄●撮影 photo by Sakurai Atsuo(BOOZY.CO)

2019年シーズン10大注目ポイント@前編

 来たる2019年シーズンのF1は、テクニカルレギュレーションが変わり、昨年から見え始めた混戦模様がさらに激化するだろう。その一方で、フェラーリにはお家騒動が勃発し、レッドブルはホンダとタッグを組むなど、勢力図にも新たな動きが出てくるはずだ。

 そして中団グループでも、ルノーがいよいよトップグループ入りを目指して本腰を入れてくる。キミ・ライコネンがアルファロメオ・ザウバーに加入し、ロベルト・クビツァが9年ぶりにF1復帰するなど、今年も話題に事欠かない。

 そんな2019年がどんなシーズンになるのか、恒例の10大予想で占ってみよう。

昨年ルイス・ハミルトンは歴代2位タイとなる5度目のF1王者に輝いた(1)レギュレーションの変更で、オーバーテイクが増加する?

 2019年はテクニカルレギュレーションが変更となり、F1マシンのルックスが変化する。

 フロントウイングは複雑な造形が禁止され、その代わりに2000mmの車体全幅まで広げることが許されることになった。フロントタイヤ周辺の空力付加物や、コクピット周りのバージボード(※)も面積制限が強化され、リアウイングも大型化される。ともに劇的な変化ではないが、全体的にシンプルでワイドな印象に変わるのだ。

※バージボード=ノーズの横やコクピットの横に取り付けられたエアロパーツ。

 レギュレーションが変更される時には、その対応の成否でチーム勢力図は変わるもの。しかしながら、2019年の場合はそれほど大きな変化はないのではないかと言われている。2017年にワイド化された時ほどの大きなインパクトはなく、マシン全体の空力コンセプト自体が大きく変わるわけではないからだ。

 となれば、予算も人員も設備も潤沢なトップチームのほうが、よりうまくレギュレーション変更に対応するだろう。さらに「3強」と「その他大勢」の格差が開いてしまう可能性もある。

 とはいえ、新レギュレーションの抜け穴を突くような革新的アイデアを見つけ出すことができれば、中団チームにも大バケのチャンスはある。