2018.06.14

こちらのホンダ勢は3連勝。酷暑の
テキサスではゆっくり走るが勝ち!

  • 天野雅彦●文 text by Masahiko Jack Amano 松本浩明●写真 photo by Hiroaki Matsumoto

 テキサス州ダラスはもう盛夏で、レースウィークエンドの日中の最高気温は摂氏35度にも達した。この暑さでは、ドライバーやクルーはもちろん、ファンが観戦するのも大変なため、ナイトレースとして開催されている。

テキサスで優勝、ポイントリーダーに躍り出たスコット・ディクソン ダラス郊外にある全長1.5マイルのオーバルは、コーナーに最大24度ものバンクがつけられており、多重アクシデントの起こりやすい”パック・レーシング”(集団走行のレース)となる危険性をはらんでいる。そのためインディカーシリーズ運営サイドは、マシンが作り出せるダウンフォース量をウィングの角度などのレギュレーションによってコントロールし、マシン同士が接近しすぎないようにしている。

 今年は新しいエアロキットが導入されたが、テキサスは2日間のイベントであるため、マシンのセッティングを十分に行なう時間はなかった。

 こういうときに強いのがエンジニアリング能力の高さで定評のある名門、チーム・ペンスキーで、彼らは予選で1~3位を独占。平均時速220.613マイルをマークしたジョセフ・ニューガーデンがポールポジションで、2位にシモン・パジェノー、3位にウィル・パワーが入った。シボレーエンジンのこの3人はコンマ1秒以下の差に収まっていた。

 ただし、シボレー勢が必ずしもパワーアドバンテージを持っていないことは、エド・カーペンター・レーシングの2台が14、18位と低迷したことでわかる。

 一方のホンダ勢では、ルーキーのロバート・ウィッケンズ(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)が4位につけ、5位にセバスチャン・ブルデー(デイル・コイン・レーシング・ウィズ・ヴァッサー・サリヴァン)7位にスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)、8位にアレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ・オートスポート)、そして9位に佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)が続いた。