レベルの高さをガスリーも絶賛。かつての「日本からF1」ルート復活へ (4ページ目)

  • 吉田知弘●取材・文 text by Yoshita Tomohiro
  • 吉田成信●撮影 photo by Yoshida Shigenobu

「これだけハイパフォーマンスなフォーミュラカーに乗ることは今までなかったから、本当に多くの経験を得られた。あと、時差ボケには特効薬がないんだな、ということもわかったね(笑)。ピエール(・ガスリー)も言っていたけど、コミュニケーションが一番の課題だった。違う言語、文化のなかで最初は苦戦したけど、このままあきらめるか、それとも打開策がないか探っていくか。僕たちはコミュニケーションの改善に向けて取り組んだので、その結果いいシーズンを過ごせたと思う」(ローゼンクヴィスト)

 そしてふたりは、ヨーロッパにいる後輩ドライバーや他のカテゴリーで戦うライバルたちに対し、このスーパーフォーミュラはぜひとも参戦を勧めたいレースだと太鼓判を押してくれた。

「このシリーズは本当にすばらしいと思うよ。たくさんのプロフェッショナルなドライバーがいて、みんな速いし、経験豊富だし、このチャンピオンシップを戦うことによって得られるものは非常に大きい。またフェリックス(・ローゼンクヴィスト)が言ったように、スーパーフォーミュラはGP2やフォーミュラルノーのクルマとは比べ物にならないくらい速い。僕が今まで経験してきたなかで、もっとも速いクルマのひとつと言えるよ。

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