2017.10.07

アロンソは「アドレナリン出まくり」。
ホンダ3年の進歩を鈴鹿で示す

  • 米家峰起●取材・文 text by Yoneya Mineoki

 マクラーレン・ホンダとして臨む最後の日本GPがやってきた。

 すでに今季かぎりでの離別が決まっているとはいえ、3年間の苦楽をともにしたチームの誰もがホンダのホームレースである日本GPで最高の成績を収めて締めくくりたいと思っている。

アロンソは鈴鹿でも神がかり的なドライビングを見せてくれるか グランプリ週末の開幕を控えた木曜日、ピットガレージで作業をしていたホンダのチームスタッフはこう語った。

「やっぱり日本は特別です。今日だってあんなに大勢ファンの人たちがピットガレージの前に来てくれて、旗や横断幕もたくさん用意してくれていて。その気持ちと温かさを感じるし、こんなグランプリなんて他にありませんから。今年こそはこの鈴鹿でいい成績を収めたいですよ」

 マクラーレン・ホンダが復活してからの過去2年、鈴鹿では惨敗とも言える結果が続いた。1年目の2015年はパワーユニットのターボとMGU-H(※)を小型化しすぎたがためにERSディプロイメント(エネルギー回生システムの出力)切れがライバルよりも早く、フェルナンド・アロンソがストレートで抜かれ「GP2エンジン!」とフラストレーションを爆発させた。2年目の2016年は自信を持って臨んだはずだったが、鈴鹿特有の高速コーナーが連続するセクションでマシンの挙動が定まらず、Q1敗退の辛酸をなめた。

※MGU-H=Motor Generator Unit-Heatの略。排気ガスから熱エネルギーを回生する装置。