2017.10.04

マクラーレン・ホンダ最後の鈴鹿へ。
連続7位は「激走」の予兆なのか

  • 米家峰起●取材・文 text by Yoneya Mineoki

 第15戦・マレーシアGPの金曜フリー走行に出ていくフェルナンド・アロンソの車体側面に、蛍光色の塗料が塗られていた。揮発性のオイルでできたその塗料は、走行中に乾いて色素だけが筋のように残り、ボディ周辺の気流を可視化する「フロービズ」と呼ばれるものだ。

2戦連続で7位入賞を果たしたストフェル・バンドーン マクラーレンが1セットだけ持ち込んだ小さなフィンが、アロンソ車のコクピット両脇のバージボード(※)に追加されていた。たったそれだけのアップデートではあるが、金曜の確認走行では予想以上の手応えがあった。

※バージボード=ノーズの横やコクピットの横に取り付けられたエアロパーツ。

「パワーセンシティビティ(感度)という意味で、セパンはシンガポールとはカテゴリーの違うサーキットだから、今週のほうが苦しい戦いを強いられることになるだろうし、目標もシンガポールとは違って、Q3に進んでできるだけポイントを獲るというものになる。残念ながら、それが精一杯だろう」

 アロンソがそう予想していたセパン・サーキットだったが、ドライコンディションのフリー走行で5番手。メルセデスAMG勢が下位に沈んだためとはいえ、3強チームに次ぐ中団トップのポジションを争う速さがあった。