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トロロッソからF1緊急参戦か。
SF連勝のP・ガスリーが意味深な笑顔 (4ページ目)

  • 吉田知弘●取材・文 text by Yoshita Tomohiro
  • 吉田成信●撮影 photo by Yoshida Shigenobu

「もてぎで予選4位、オートポリスは予選5位でしたが、彼(ガスリー)のなかでこのポジションでは我慢できないんです。どうしてもトップにいきたいし、そのためのトライをしたいから、周りと違う作戦を取りたかったんだと思います。

 2スペック制になった前回と今回は、最終的には彼がどのタイヤでいくかを決めていました。周りに惑わされず違うタイヤを選択する21歳だけど、そういった(特別な)第六感みたいなものがあるのかもしれませんね」(手塚監督)

 周囲の戦略に惑わされることなく、ガスリーは勝利のために積極的に攻めた。開幕前から「勝つためにここ(スーパーフォーミュラ)に来た」と語っていたが、その並々ならぬ執念はTEAM無限の手塚監督も感じていたという。

「彼にとって、4位とか5位はいらないんですよね。勝つためにチャレンジして失敗するのは仕方がないけど、チャレンジしないで順位を落とすのは嫌。そういう思いでレースに臨んでいるんでしょう。だから、彼は勝利に対して常に貪欲ですし、最後は必ず『あとは自分が何とかする!』と言い切っちゃっていますから。

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