トロロッソからF1緊急参戦か。
SF連勝のP・ガスリーが意味深な笑顔 (3ページ目)
この直前の判断について、ガスリーは記者会見でこのように語った。
「レース前はミディアムでいく予定だったけど、もてぎのときと同じように、周りのライバルと違うタイヤを選択したほうが戦略的に前に出るチャンスはあるのでは、と考えたんだ。このコースはオーバーテイクをするのが難しいし、誰かの後ろで隊列を組んでレースをしたくなかったからね。
グリッドで様子を見ていると、上位のマシンは同じミディアムを選択していた。だから、直前だったけどソフトに交換する決断をしたんだ。後方グリッドにはソフトを選択しているマシンが多くて、彼らとの位置関係を気にした部分もあったし。周りとは違う戦略でいかないと、トップに立つチャンスは少なくなると思った。
最終的に、この戦略がうまく機能したよ。スタートもよかったし、最初のスティントでは野尻選手の後方でラップタイムを損した部分はあったけど、それでもプレッシャーをかけ続けていった。ピットストップも、ラップタイムのマネジメントも、最後はうまくいったよ」
TEAM無限の手塚長孝監督によると、コース特性と決勝時のコンディションを加味した結果、当初はミディアムタイヤでスタートする戦略を立てていた。だが、ガスリーの強いリクエストでソフトタイヤに交換することを決断したという。
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