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ホンダ復権へ。鈴鹿8耐に初参戦の
ジャック・ミラー独占インタビュー (5ページ目)

  • 西村章●取材・文・撮影 text & photo by Nishimura Akira

―― チームメイトの高橋巧選手と中上貴晶選手の印象を聞かせてください。

ミラー ふたりとも速い選手だね。特にタクミは全日本ロードレースでこのバイクのことを知り尽くしているから、今回のテストでも走り始めから安定してすごく速かった。体力面での心配もない。それはタカも同じだから、僕たち3人はとても強力なラインナップだと思う。ラップタイムは3人とも非常に接近しているし、これはレースを戦ううえで非常に重要な要素になる。しかもバイクもすごくいいマシンで、いわばパズルのピースはすべて揃っているから、あとは8時間のレースでそれをうまく組み上げればいいという状態なんだ。

―― 3日間の公式テストを終えて、レースウィークに向けた自信のほどは?

ミラー テストに来るまでスーパーバイクに乗ったことがなかったので、自分がいったいどれくらい走れるのか見当もつかなかったけど、すごく迅速に順応できたと思っている。テストの最初から気持ちよく走れたし、チームメイトたちと互角の速さを発揮できた。おかげでかなり自信を深めることができたよ。3人ともタイムは安定しているし、ロングランもいい内容だったので、レースウィークに向けた仕上がり具合は順調だね。

―― 優勝は狙えそうですか。

ミラー もちろん。狙うだけじゃなく、勝ってみせるよ。

―― では、優勝したら、昨年のアッセンでやったみたいに表彰台の上で「シューイ(ブーツにシャンパンを入れて飲む儀式)」をやってくれますか。

ミラー してみたいけど、その前にチームメイトふたりに確認しないとね。「僕のブーツでやっても大丈夫かい?」って(笑)。

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