J・バトンが初のスーパーGTで好タイム。腕も人柄も超一流だった! (2ページ目)

  • 吉田知弘●取材・文 text by Yoshita Tomohiro
  • 吉田成信●撮影 photo by Yoshida Shigenobu

「こうしてまた、ここに帰って来ることができてすごくうれしい。鈴鹿サーキットでのレースにはたくさんの思い出があるよ。1995年にはカートレースにも出場したし、2011年にはF1で優勝した。また日本のファンの前でふたたびレースができるのはうれしいよ。

 スーパーGTはいろいろなドライバーや友人から話を聞いていて、以前からレースをフォローはしていたけど、彼らの話を聞いてますます『スーパーGTでレースをしたい』という気持ちが強くなった。F1では観られないようなオーバーテイクが最初から最後まで観られるから、本当に楽しみだよ」

 今回バトンが加入するチームは、TEAM無限。2000年に全日本GT選手権(スーパーGTの前身)GT500クラスでチャンピオン獲得経験がある他、2013年にはGT300クラスでも王座に輝いており、ホンダ勢を代表する名門チームである。今年は満を持してGT500に復帰を果たしている。

 ドライバーはインディカー・シリーズへの参戦経験もあり、2013年に同チームのGT300チャンピオン獲得に貢献した武藤英紀と、元F1ドライバー中嶋悟氏の次男である中嶋大祐。そこにバトンは第3ドライバーとして参戦し、3人体制で鈴鹿1000kmに臨む。

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