異例のMotoGP「玉突き移籍」で貧乏クジを引いたライダーは? (6ページ目)

  • 西村章●取材・文 text by Nishimura Akira  竹内秀信●撮影 photo by Takeuchi Hidenobu

「理想はあくまで、2年契約を更改してスズキに残ること。木曜の自分の発言がよかったのかどうかはわからないけど、その後によい話ももらっている」と話し、他陣営と交渉を開始したことも明らかにした。

「万が一、チームが他の選手にシートを与えた場合に備えてね。そうなってほしくないと思うし、ここに残りたいけど、それは(チームマネージャーの)ダビデ(・ブリビオ)と日本側が決めることだから」

 例年になく短兵急(たんぺいきゅう)な動きを見せる今年の移籍市場は、その分だけ、ライダーとチームの双方にとって複雑な心境を抱える時間が長くなる、ということでもあるのだろう。

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