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まもなく発表されるJRA賞 フォーエバーヤングはダート馬初の年度代表馬になれるか (3ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu

 強力なライバルとなるのは、GI皐月賞(中山・芝2000m)とGI有馬記念(中山・芝2500m)を快勝し、GI天皇賞・秋(東京・芝2000m)でも2着に入ったミュージアムマイル(牡4歳)と、マイルGIの春秋制覇を果たしたジャンタルマンタル(牡5歳)か。特にミュージアムマイルは、GIの成績だけ見れば2勝、2着1回で、2勝、3着1回のフォーエバーヤングを上回る。

 ほかにも、GIの勝利数では劣るものの、天皇賞・秋の覇者でダービー2着、GIジャパンカップ(東京・芝2400m)2着のマスカレードボール(牡4歳)や、GI大阪杯(阪神・芝2000m)を勝って、GI宝塚記念(阪神・芝2200m)、海外GIの香港カップ(シャティン・芝2000m)で2着と好走したベラジオオペラ、さらにはジャパンカップを制した外国馬カランダガン(せん5歳)などに票が流れてもおかしくない。

 ただ、過去を振り返ってみれば、1999年にフランスへ長期遠征してGIサンクルー大賞(サンクルー・芝2400m)を勝って、凱旋門賞でも2着となったエルコンドルパサーがJRAのレース未出走ながら、天皇賞の春秋制覇に加えてジャパンカップも勝っているスペシャルウィークに、そのスペシャルウィークを下してグランプリの春秋制覇を遂げたグラスワンダーといった2頭を抑えて、年度代表馬に選出された事例がある。

 この結果については、当時はもちろんのこと、今でも議論になることがある。凱旋門賞2着という価値が当時と現在とでは異なる点が、今になっても議論が白熱する要因となっているのだろう。

 いずれにしても、例年にも増して関心度が高まっているJRA賞の行方。はたして、ダート馬初の年度代表馬誕生はあるのだろうか。

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