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【競馬予想】スプリンターズSで注目すべき血統は? レースに縁がある2頭が秋のGⅠ開幕戦を飾るか (2ページ目)

  • 平出貴昭●文 text by Hiraide Takaaki

 ヤマニンアルリフラは牝系の勢いも素晴らしい。兄ヤマニンウルスは7月のGⅢ東海S(中京・ダート1400m)で重賞2勝目を挙げ、はとこヤマニンチェルキは地方交流GIII北海道スプリントC(門別・ダート1200m)、地方交流GIIIサマーチャンピオン(佐賀・ダート1400m)と、ダート短距離の重賞を連勝中。

 同じくはとこのヤマニンブークリエは、9月15日のGIIセントライト記念(中山・芝2200m)で8番人気2着と激走した。この秋はどの馬もGⅠ/地方交流GⅠ戦線に挑戦しそうなので、この牝系の馬には注目しておきたい。

 ヤマニンアルリフラ自身も、今年は飛躍の年になっている。年明けの時点では1勝馬だったが、3月から3連勝で一気に7月の北九州記念を勝利。前走のGIIICBC賞(中京・芝1200m)は12着と大敗したが、前残りの流れが向かなかったようだ。スピード馬が揃う今回は、ハイペースで前崩れの得意な展開になる可能性が大きいだけに期待したい。

【もう1頭は、中山・芝1200mが合いそうなモーリス産駒】

 もう1頭はダノンマッキンリー(牡4歳、栗東・藤原英昭厩舎)を推す。同馬の父モーリスは、2021年の勝ち馬ピクシーナイトの父。母ホームカミングクイーンは英国の桜花賞的な位置づけのレースであるGⅠ英1000ギニー(芝1600m)の勝ち馬で、半姉にも愛GⅠモイグレアスタッドS(芝1400m)勝ち馬のシェイルがいる良血だ。

 ダノンマッキンリーは、昨年のGIIIファルコンS(中京・芝1400m)の勝ち馬。1200mでは勝利がないものの、今年4月の首GIアルクオーツスプリント(芝1200m)では世界の強豪を相手に4着に入っている。前述のピクシーナイトも芝1200mながらこのレースを勝っているように、モーリス産駒はこの中山・芝1200mが合うと見ている。

 以上、今年のスプリンターズSは、イスラボニータ産駒ヤマニンアルリフラ、モーリス産駒ダノンマッキンリーの2頭に期待する。

著者プロフィール

  • 平出 貴昭

    平出 貴昭 (ひらいで・たかあき)

    主に血統分野を得意とする競馬ライター、編集者。(株)サラブレッド血統センター在籍。著書に『覚えておきたい日本の牝系100』『一から始める! サラブレッド血統入門』など。「週刊競馬ブック」で『血統見聞録』を連載するほか、「競馬四季報」などの編集業務にも携わる。そのほか、『優駿』などにも寄稿。twitterアカウント:@tpchiraide

【写真】競馬記者・三浦凪沙 インタビューカット集

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