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【競馬予想】宝塚記念、不安要素を抱えるレガレイラはグランプリ秋春連覇を果たせる状態にあるのか (3ページ目)

  • 新山藍朗●文 text by Niiyama Airo

 宝塚記念に向けての懸念材料は他にもある。有馬記念では4kgあった古馬牡馬との斤量差が今回は2kgとなる。舞台となる阪神コースも、今回が初。週末の天気が雨予報というのも、気になるところだ。

 また、過去20年、有馬記念からの直行で宝塚記念を勝った馬はいない。データ的に見ても、今回のレガレイラには不安要素が並ぶ。

 こうして、有力候補ではあるが、レガレイラは断然の存在ではなくなった。

 とはいえ、彼女を管理するのは、イクイノックスを手掛けた木村哲也厩舎。長期休養明けで馬を走らせるノウハウと手腕があり、"天才"の育成にも定評がある。

 そして、断然の存在ではなくなったおかげで、鞍上の戸崎圭太騎手にとっては、有馬記念の時と同じようにある程度気楽に乗れる状況にある。彼女の走る気が失われていなければ、再び持ち合わせたキャラクターを存分に発揮してくれることだろう。

 牝馬が躍動する宝塚記念。天才レガレイラが見せる、勝利への貪欲な走りに注目である。

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