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【競馬予想】日本ダービー、美人勝負師が好配当ゲットを狙う大胆な買い目とは?  (2ページ目)

  • 浅田真樹●構成 text by Asada Masaki

 母父オルフェーヴル、父の母父スペシャルウィークなど、血統表にダービー馬の名前が並んでいるのも心強い限り。スタートもいいですし、先行して最後の脚もしっかりしているのは大きな武器です。前走のGII京都新聞杯(5月10日/京都・芝2200m)でも、横綱相撲の競馬で目を見張るような強さを見せました。枠順も1枠2番に入り、周囲には積極的に行きたい馬も見当たらないので、いいポジションを取るうえでメリットになると思います。

 あと、この馬は私のダービー初予想で的中させてくれたワグネリアンと同じ友道康夫厩舎。先週のオークスでも同厩舎のカムニャックが勝利。現役最多のダービー3勝を誇る名伯楽が4度目のダービー制覇を遂げるのか、注目です。

 ▲は、エリキング。当初は対抗に考えていましたが、2枠3番と内枠に入って少し評価を下げました。トビが大きい馬なので、できれば揉まれない外枠のほうがいいと思っていたので。

 それでも、素質の高さは間違いありません。皐月賞は11着に終わりましたが、骨折明けの一戦。先を見据えてのひと叩きと考えれば、度外視していい結果だと思います。何より、故障する前まではすべて1番人気でデビュー3連勝を飾った馬ですからね。

 追い切りを見ても調子がよさそうですし、管理する中内田充正厩舎は大一番に向けて、しっかり仕上げてくる印象があります。最大目標の舞台で巻き返しを図っても不思議ではありません。

「ダービー馬はダービー馬から」という格言もあるように、父キズナ、父の父ディープインパクトという血統も、非常に魅力的。皐月賞の結果で人気を落とすようなら、絶好の狙い目ですし、配当的な妙味もあるのではないでしょうか。

 △は3頭。マスカレードボールジョバンニファンダムです。

 マスカレードボールは、父ドゥラメンテ、父の父キングカメハメハ、母の父ディープインパクトと、まるでダービーを勝つために生まれてきた血統。皐月賞では強烈な末脚を繰り出して3着に入りましたから、直線が延びるダービーではますます期待が持てます。

 馬場が渋ったときがどうか、といった不安もありましたが、どうやらレース当日は天気も回復しそう。馬場が乾くのが早くなればなるほど、チャンスが膨らむと思います。

 ジョバンニも、血統面で魅力があります。父エピファネイアはダービーこそ2着に惜敗しましたが、同じ舞台のGIジャパンカップを制覇。昨年も同産駒のダノンデサイルが勝利を飾りました。

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