【競馬予想】フローラSで狙える穴馬2頭 春のGIシリーズ後半戦へ、資金ゲットのチャンスを逃すな (2ページ目)
それに、この中間はデビュー前の躍動感ある動きが戻ってきた様子。川田騎手が香港遠征のため、今回はアンドレアシュ・シュタルケ騎手が手綱を取りますが、2週前、1週前と稽古でしっかりとコンタクトを取って、乗り替わりへの不安もさほどありません。
血統背景や体型から、先々はマイル戦を中心とした路線を歩んでいきそうですが、現時点では走りのリズムが固まるまで時間がかかるので、距離があったほうがいいはず。瞬発力は非凡なものがあり、絶好のコンディションが予想される東京の開幕週なら、持ち味を存分に発揮できるでしょう。(評価の)見直しがあってもいいと思っています」
藤田記者はもう1頭、気になる馬がいるという。初陣を飾ったばかりのエンジェルブリーズ(牝3歳)だ。
「初コースやキャリアの浅さなど克服すべき課題は多いですが、デビュー戦となった既走馬相手の未勝利戦(3月1日/中山・芝1800m)がすばらしい内容でした。2回中山の開幕週で不利な大外枠発走でしたが、力みながらも直線早め先頭から押しきり。7番人気の低評価に反発する、見事な完勝劇を披露しました。
また、そこで負かした2~4着馬がその後のレースで勝ち上がり。その点も同馬の価値を上げていて、同馬の秘めた能力の高さも証明されたのではないでしょうか」
母は2017年のGI桜花賞を8番人気で制したレーヌミノル。母と同じく、大舞台での一発へ期待が膨らむ。
「あふれ出る前進気勢は母譲り。その気性面は若干気がかりで、距離延長に対応するうえでのカギになると見ています。
それでも、中間の雰囲気からは極端にテンションが高ぶっている様子はなく、陣営が細心の注意を払いながら調整しているのがうかがえます。平常心でレースに挑んで、その能力を発揮できれば、重賞でも通用するだけの資質は秘めていますよ」
好配当が見込めるオークストライアル。ここに挙げた2頭が、春のGIシリーズ後半戦への豊富な資金をもたらしてくれるかもしれない。
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