【競馬予想】クロワデュノールは本当に鉄板か!? 皐月賞、ダービーの行方も占う「3歳牡馬ランキング」 (2ページ目)
1位は、今回もクロワデュノール。前回に続いて満票だった。圧勝したホープフルS以降の出走はなくても、そこで負かした馬たちがその後の前哨戦、トライアルでことごとく勝利を飾って、盤石の地位を築いている。皐月賞、さらにはGI日本ダービー(6月1日/東京・芝2400m)と、春の二冠達成なるか、大いに注目される。
吉田氏
「これまでの3戦で負かした相手、レースぶりなどから『1強』と称されても誰もが納得でしょう。関西馬でありながら、ダービーの予行練習として出走することの多い東スポ杯2歳S、そして皐月賞と同じ舞台のホープフルSに出走し、いずれも結果を出していることは、最大の強調材料。関東圏への輸送にも慣れていて、春のクラシックへの不安要素はありません。
あえて重箱の隅をつつくなら、ゆったりとしたローテーションとはいえ、過去に3度の長距離輸送をこなしていること。しかも、レースでは常に全力で走るタイプですから、見えない疲れがあるかもしれません。
帰厩後、実質的に長めから追われたのは、3月26日。時計は出ていましたが、まだ本来の状態にはない印象でした。そこから、まだ3週ありましたが、その間の調教過程と中身については、要チェックでしょうね」
土屋氏
「求められる適性が異なる、東京・芝1800mの東スポ杯2歳Sと、中山・芝2000mのホープフルS。その両方を余裕たっぷりの内容で制している時点で、同世代のなかでは能力がずば抜けていることは明らか。同じローテーションで三冠馬となったコントレイルにも通じる雰囲気が感じられます。
さらに、これまでに負かした馬たちが、年が明けてからの重賞やオープンクラスで次々に勝利を飾っている状況。結果、皐月賞では勝負づけが済んだ相手ばかりとの再戦となり、そこで大きく崩れることは考えにくいです。
ひとつだけ懸念材料を挙げるとすれば、馬体重の増減。2走前がプラス24kgで、前走ではマイナス8kg。そこからまた、大きく変動があるようだと、あまりいい印象は持てません。
ともあれ、多少調整が順調でなくても、皐月賞では力の違いであっさり、という可能性は十分。もしそうなったら、春の二冠までは確約できると言っていいでしょう」
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