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【競馬】騎手・古川奈穂、幼少期からの深い動物愛と目指す騎手像「馬の上ではかっこよくありたい」 (4ページ目)

  • ハル飯田●文 text by Haru Iida

「馬は感情を耳で表現する動物なので、そこを見て何を思っているのか感じ取るようにしています。時には馬が怒ったりパニックになったりすることもありますが、そこで人間も一緒に感情的にならないよう、常に冷静なコミュニケーションを心がけています」

 キラキラと目を輝かせて馬への、そして動物への愛を語るこの情熱こそ、24歳の若手騎手の一番の武器だ。馬主や調教師だけでなく、見ている人からも、そして馬からも「信頼される騎手」になるため、古川の挑戦は続いていく。

【Profile】
古川奈穂(ふるかわ・なほ)
2000年9月13日生まれ、東京都出身。154cm、44kg。栗東・矢作芳人厩舎所属。小学6年生の時に競馬に惹かれ、高校を中退して競馬学校に入学。ケガのため1年留年するも、37期生として卒業。2021年3月にデビューし、開催3日目で初勝利を飾る。24年11月にはJRA通算50勝を達成した。

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