竹俣紅アナは波乱のフェブラリーSをどう見たか? 阪神大賞典の注目馬はいかに? (2ページ目)

  • スエイシナオヨシ●撮影 photo by Sueishi Naoyoshi

 11番人気で勝ったペプチドナイルも、前々走(ベテルギウスS)では、圧倒的1番人気だったハピに、メンバー最重量の斤量59kgを背負って勝っていたので、能力は高いはず。前走(東海S)は6着に負けていましたが、展開が向かなかった可能性があったので、馬券圏内は十分にあると予想していました。

 それにしても、1着になるとは......。3着にくるかなという予想が1着にきて、本命が馬券圏外に沈んでしまうのは、ここ最近の私の予想パターンです(笑)。

 ダート初挑戦ながら2着にきたガイアフォースも、能力は高いと予想していた一頭です。過去、芝のレースしか走ってこなかった馬で、初ダートでいきなりGIを勝った馬はいませんが、この馬なら歴史を塗り替えてくれるかもしれないな、という期待もありました。

 そういえば、今年のJRAカレンダーを振り返ってみると、2月の写真がアグネスデジタルだったのをご存知ですか? 「完全ボーダーレス。」というキャッチフレーズとともに、その雄姿が見られます。

 私はアグネスデジタルのことを知らなかったので調べてみたら、芝でもダートでも、そして中央でも地方でも、さらに海外でもGIを勝っている名馬だったとのこと。まさに「ボーダーレス」の表現がぴったりです。

 もしかすると、またそういう馬が出てくるのかもしれないな――。ガイアフォースの奮闘する姿を見ながら、そんなことを感じました。

この記事に関連する写真を見る 今週はGII阪神大賞典が行なわれます。

 出走メンバーを見渡してみると、明確な逃げ馬は少ないですね。もちろん枠順も関係してくると思いますが、結構なスローペースになって瞬発力勝負になるかもしれません。

 そうなると、まず注目は、近2走で上がり最速を出しているテーオーロイヤルです。

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