歴史的なクラシックとなるのか!? 皐月賞、日本ダービーを占う「3歳牡馬ランキング」 (2ページ目)
この記事に関連する写真を見る 1位は、ホープフルSで衝撃的な勝利を飾ったレガレイラ。並みいる牡馬を押さえて堂々のトップ評価を受けた。
吉田順一氏(デイリー馬三郎)
「昨年、時計面で牡馬を凌駕していたリバティアイランドが、朝日杯FSやホープフルSに出走していれば勝っていたかもしれない、という想像はできます。ただ、それはあくまでも想像の域。レガレイラは実際に、過去になかった2歳混合GIを牝馬として初めて制覇。その偉業達成は高く評価すべきでしょう。
つなぎは少し短めですが、クッションが抜群。回転の速いピッチ走法でも、道中でゆったりと走れて折り合いがつき、馬込みやキックバックをまったく気にしない精神的なたくましさが、距離の融通性に出ています。
発馬など課題はありますが、好位の馬が2、3着に入った平均ラップのレースを、後方からあっさりと捕らえてゴール前で突き放したホープフルSの走りは、能力が抜けている証拠。この春は皐月賞から始動とのことですが、歴史を作る牝馬になる可能性は十分にあります」
土屋真光氏(フリーライター)
「GIII京都2歳S(11月25日/京都・芝2000m)で3着となったサトノシュトラーセ(牡3歳/父ジャスタウェイ)が、次戦で1勝クラスのあすなろ賞(2月11日/小倉・芝2000m)を快勝。同4着だったダノンデサイルが、続く京成杯を勝ったことからすると、同レースの勝ち馬シンエンペラーが今年の3歳牡馬の実力を推し量るいい物差しになります。
その馬を外から強襲して下したレガレイラは、当然世代トップクラスの有力馬であることに疑いの余地がありません。そうは言っても、ホープフルSは"ハマった"感もあり、スタート難を抱えていることから、全幅の信頼は置きづらいところ。はたして、その実力はホンモノか。皐月賞はそれを見極める試金石の一戦になりそうです」
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