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歴史的なクラシックとなるのか!? 皐月賞、日本ダービーを占う「3歳牡馬ランキング」 (4ページ目)

  • text by Sportiva

 3位の2頭目は、前回4位だったダノンエアズロック(牡3歳/父モーリス)。リステッド競走のアイビーS(10月21日/東京・芝1800m)で下したレガレイラがホープフルSを勝って評価を上げた。同馬も弥生賞に参戦し、クラシック出走を目指す。

木南氏
「アイビーSは楽勝でしたけど、レース後の息づかいが荒かったことが少し気になります。3歳になって、弥生賞から始動予定。しっかり力を発揮できれば、主役候補の1頭となり得ます」

 3位に入った最後の1頭は、共同通信杯を勝ったジャスティンミラノ。デビュー2連勝を飾り、ジャンタルマンタルに土をつけたことで一気にランクインした。

伊吹雅也氏(競馬評論家)
「2月11日終了時点の一走あたり賞金は2410万円で、JRAに所属する現3歳世代の牡馬としては2位タイ。母のマーゴットディドは現役時代にGIナンソープS(イギリス・芝1000m)を制した名牝です。JRAでデビューした半兄2頭は未勝利を勝ち上がれなかったものの、ポテンシャルの高い血統と言えます。

 2021年以降の過去3年に限ると、共同通信杯で5着以内となった馬の3歳牡馬クラシック競走(皐月賞、日本ダービー、菊花賞)における成績は、4勝、2着3回、3着3回、着外15回(3着内率40.0%)。2018年~2020年の該当馬は期待を裏切りがちでしたが、2017年以前を含めて同レースは、3歳牡馬クラシック戦線の主役級をコンスタントに送り出してきました。まだ底を見せていない馬ですし、今後も目が離せません」

 激戦の3歳牡馬戦線。女傑レガレイラを打ち破るような存在が出てくるのか、まずは直近の前哨戦を注視したい。

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