フェブラリーSで注意すべきは展開が有利に働く古豪の一発 芝の実績馬や有力な地方所属馬には苦戦傾向あり (3ページ目)

  • 武藤大作●取材・構成 text by Mutoh Daisaku

――そんな差しタイプの穴馬で、大西さんが気になる存在はいますか。

大西 レッドルゼル(牡8歳)が一発の可能性を秘めた存在だと考えています。今年で8歳になり、4年連続の出走となりますが、過去3年間(2021年=4着、2022年=6着、2023年=2着)のレース内容はいずれも悪くありませんでした。

 昨年も7歳にして2着と好走。レースを厳選して使っているため、能力の衰えは微塵も感じられません。差し脚は安定しており、レースの流れ次第では大きく浮上しても不思議はないでしょう。

フェブラリーSでの一発が期待されるレッドルゼル。photo by Yasuo Ito/AFLOフェブラリーSでの一発が期待されるレッドルゼル。photo by Yasuo Ito/AFLOこの記事に関連する写真を見る また、同馬を管理する安田隆行調教師は3月5日に定年を迎え、これが最後のJRAのGI出走。このレースに向けて、悔いのない仕上げを施してくるはずです。

 過去3年のフェブラリーSでも鞍上を務めてきた川田将雅騎手がカタールへ遠征したため、今回は北村友一騎手に乗り替わりますが、北村騎手はデビュー戦から同馬の手綱を取ってきたかつての主戦ジョッキー。マイナス要因はないと見ています。乗り替わりによって少しでも人気が落ちるようなら、配当的な妙味が増して、かえって好都合と言えます。

 ということで、フェブラリーSの「ヒモ穴馬」にはレッドルゼルを指名したいと思います。

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